会員紹介インタビュー 漢那宗奏君
本日はアカデミーメンバーへのインタビューでございます。うう、そのフレッシュな光がまぶしい・・ッ!!ということで自己紹介からお願いしてもいいですか?
――漢那宗奏(カンナムネヤス)と申します。仕事は野村証券相模原支店で務めております。
ありがとうございます。えっと、証券会社さん。証券会社さんっていうと一般的に聞くと、「銀行マン」さんみたいなイメージをもってるんですけど、実際何をするのがお仕事なんですか?
――そうですね、昔は基本的には株であったりとか、資産運用みたいなところを中心だったんですけど、今中心になってきているのはどちらかというと資産の運用もそうですけど、資産をどうやって守っていくかとか、どうやって受け継いでいくのとか、承継だったりとか。今ある資産をどう活かしていくかみたいなところを、トータルでやっているというのが今の仕事になります。
なるほど。資産を承継、受け継いていく・・・というと、いわゆる相続手続きとかそういうことをしているということでは違うんですよね?
――まあ、そうですね。(相続手続きなどの)実務をやるというよりは、こうやると相続税が安くなりますよとか、こういう方法をとるとうまくお客さんの思いに答えるようなことができますよって、仕組みの提案をしていることが多いですかね。
税というと税理士さんを思い起こしますが、そうすると、税理士さんみたいなのともまたちょっと違うと。
――そうですね。どちらかというと税理士さんの方が私たちの実務の方をやるのに対して、僕らはどちらかというと、こういう方法がありますよっていうような形を提案させていただく、ということが多いかもしれないですね。なので税理士さんとも一緒に仕事することもあればっていうような感じですかね。
なるほど、そこのところ詳しくお聞きできたらと思うんですけど、いわゆる保険屋さんとかが、「保険入っていた方が相続税安くなるよ」みたいな形や、もしくは相続税かからないこういう商品やっておいた方がいいよっみたいなそういうアドバイスされてるじゃないですか。そういうのとはまた違って、証券を買うと相続税が安くなるみたいな、そういう話とかってあるんですか?
――いや、というよりは、例えばその相続税を下げる方法っていうのはたくさんあって、例えば保険に入って死んだら保険料がおりてそれで払うって方法もあれば、そもそものその自社株の評価を下げに行くっていうのもあれば、例えば銀行が提案するようないわゆる持ち株会社を作って、融資を受けて払うっていう方法もあったり。色々な方法があるんですよね。その色々な方法の中から、じゃああなたにとってベストってなんですかっていうのを探していくというのが、僕らの仕事ですね。なので、それこそ保険の場合もあれば、融資の場合もあれば、自社株の評価自体を下げに行くのもあれば、それをオールマイティにできるのが今の証券会社の立ち位置という形になっています。
なるほど。素晴らしい・・・僕みたいな貧乏系には縁がないかもしれない・・・ッ(笑)
――いえいえいえ(笑)
でもあれですよね、結構個別にこの案件は弁護士さんとかに相談したりとか、この部分は税理士さんのアドバイス受けたりだとか、大変じゃないですか。今の話聞いてると、まず漢那さんにちょっとお話聞いてみたいなと思う人も多そうですよね。
――そうですね。私たちとしては、別にそこで例えば事業承継を手伝いしたから、手続き料をたくさんくださいとか、資産の保全みたいなところやったから手続き報酬たくさんくださいみたいなことはやってなくて、むしろそこじゃなくて、それで役に立つから、野村も頑張ったから少しお金が出来たらお前ん所に少し預けてやるよみたいな、そこが僕らの一番の目的なので。どちらかというとそれで何かで儲けようというよりは、フラットにというか一緒になって何がいいですかねって考えられる立場にあるのかなと思います。
そういった立場だと、非常に相談をしやすいですね。そうすると、資産の運用がやはりメイン業務というところであって、そこの一環として相続が減らないようにとか、保全していくと。その過程を通して信頼を得ていきたいってことなんですね。
――そうですね、お金まわりで何か困ったことがあれば、とりあえずご相談いただければ何かしら返せるかなっていう感じですかね。
困ったこと・・・お、お金がないんですう!というのはさておいて、つまり証券会社っていっても証券、株、FXどうこうだけではなく、持っている資産全体に対してってことなんですね。ちなみに唐突に話がずれちゃうんですけど、JCに入ったきっかけとかってあるんですか?
――きっけかは僕がもともとロータリー関係の活動をしていて、ローターアクトクラブというロータリークラブの青年会みたいな形のものの会長をやらせてもらってるんですけど、そこ宛に毎年毎年JCさんの方から賀詞交歓会のご案内みたいな招待状が来ていたみたいで、通年は特に行ってなかったみたいなんですけど、せっかくなんで行ってみようかなってことで、賀詞交歓会に出席させていただいて、そこでローターアクトクラブでも関わりがあった、佐藤久美子さんにローターアクトクラブは30歳で卒業なので、だったら次はJCやったらということを言われて、そこで梅津さんを紹介されて、せっかく紹介いただいたんで、じゃあやりますってことで。そんな感じですね。
あれ、入ったばっかりでしたっけ?
――(今年:2019)4月ですね。4月に入りました。
入りたてほやほやっすね!!ローターアクトクラブってなんか、僕も先輩の口から昔なんか聞いたことがあります。全然どういう団体さんかは知らないんですけど(汗)。そういうところでやっていると逆にJCみたいな組織的な運動とかもあまり違和感なく入れます(笑)?
――まあ抵抗感なくなるほどっていう。違いもありますけど似たようなところもあるので、それはまあそうですね。
ちなみに入ってみて感想というか、何かあります?まだ入ったばっかりであれなんですけど。
――でも、何ていうのかな。やっぱりその目的ってどこにあったんだっけというのをすごく強調するというか、そこに立ち戻る団体なのかなという。やってて楽しいとかではなくて、このやる事に意味だったり意義だったりというのをすごく重きを置いているのかなと。あとはすごくその相模原だけなのかJCだけなのかわからないですけど、手厚いなと思います。新しく入った会員に対して。教育と言ったらあれですけど、そのサポートというかフォローみたいなのとか。そこはすごくいいなと思いますね。
ありがとうございます。たぶんそれはこれまで入ってよくわからないままやっぱり辞めちゃおうって話が結構あったので、そういった意味はそのフォローアップっていうんですかね、しようっていうのが体制が最近やっと整ってきたと思うんですけども。
そんな形で今JCに入って、4月から2か月ほどですね。ちなみに今はアカデミー委員会では何をやってらっしゃるんですか?
――アカデミーでは、アカデミー自体の運営方針で4つくらいの小委員会に分かれていて、例えば委員会であったりとか例会の時の役割分担で動いている形ですね。
なるほど、ありがとうございます。そうしてまた仕事の話に戻ってしまうんですけども、証券会社の方ってJCにも他にも確かいらっしゃいましたよね。
――相模原JCの場合だと、卒業生というか転勤で行かれちゃった方にいらっしゃったって聞いています。SDGsの例会の時に御挨拶させていただいて、その方は今本社の方にいるんですけどって。
そうなんですね。私も把握してなくて汗顔の至りであります。では、他の証券会社さんに比べて、何か強みというかうちは他の証券会社さんと比べてこうなんだよみたいな、そういうのってあったりします?
――うちはやっぱりそうですね、規模が大きいっていうのもあるので、少なくともやれる範囲みたいなところとかは他の証券会社さんに比べると大きいかなと、できる仕事の範囲というかレベル感というところで言っても、例えば僕ができなくても、僕は本社の部署であったりに繋げることはできるので、そういうような形では強みなのかなと思いますね。
なるほど。ちなみに漢那さんの雇用形態としては、保険屋さんとかよくフリーランスみたいな形になっていますけど。そんな感じなんですか?それとも社員として入ってるんですかね。
――普通に社員という形で入っていて、いわゆる総合職という形で転勤もありながら、という形です。
そんな中でもローターアクトクラブとかJCとかに参加していこうと思ったのは、やっぱりまちに対して思うところがあったからですか?
――この相模原市自体が非常になんて言うんですかね、ある種の田舎感みたいなところがあるなと思っていて、自分の仕事をやっていくには人間関係作っていうのが一番やっぱり早いので、であれば野村証券誰々ですっていうよりも、ローターアクトクラブの誰々です、JCの誰々ですって言った方が最初の入り口っていうのが、ハードルが下がるっていうのがありました。最初さえ話を聞いていただければ、証券会社って縁遠い会社じゃないんだなって思っていただけると思っているので、やっぱりそこの仕事のところに繋がるなってところと、あとはどちらもそうですけど、年齢制限があるのでできるうちに、せっかく機会をいただいたらやっておこうみたいな。そんなところがあります。
なるほど、素晴らしい。ちなみに証券の方を志したきっかけみたいなのってありますか?
――きっかけとしては、僕色んな会社を見たいなっていうのがあって、例えば色んな会社を見るためにはお金が絡むところが一番見れるんだろうなと。で、ただやっぱり銀行とか保険だとやれることって狭いんだろうなっていうのがあったので、であればもう少し広くできるような証券会社の方がいいかなと思って、志望したというか。
今証券会社さんの方は初めて何年くらいですか?
――僕はもう8年経ちましたね。
これまでそうやって色んな会社を見てこられて、いずれは自分で会社をやろうというものあるんですか?
――今のところはそこまではないですね。経営者の皆さんを見てきて、皆さんすごい人や素晴らしい方ばかりですし、とがってきている人だと思うんで。果たして自分が、さっきのJCに繋がる話ですけど、自分が起業して何かをやりたいと思ったらそういう選択になるんでしょうけど、僕がやるしかないみたいな。そういうところにまだ出会えてないので、そういうのは今のところないかなという感じですかね。もしかしたら将来そういうのがあればやりたいなと思いますけど。
まあ、JCの中に色々な人で色々な職種の人がいるので、ふれあっていくうちにそういうのが見つかっていくのも面白いですよね。
――そうですよね。
なるほど、ありがとうございます。最後に総まとめ的な一言を何かいただければ。
――そうですね。せっかく色んな縁で相模原JCに入会させていただいたんで、やるからにはしっかりとことんというか、できる限り自分でも身につけるものは身につけていきたいですし、還元できるものは還元できると思っているんで、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました!野村証券の漢那君でした!
※野村證券相模原支店は野村證券町田支店と統合になりました。