若者育成担当理事 沼尾 将輝
子供たちの成長と幸せを願う
ICTは今までつながることのなかった世界と個人を巡り合わせ、多くの可能性を秘める時代となりました。一方で、体験しなくとも情報が手に入る世の中においては、生活様式の変化により、人とのつながりによって感じられる優しさや厳しさ、相手を思いやる気持ちが希薄化し、地域とのつながりも薄れてきています。次代を担う子供たちが地域の課題に目を向け、住みよいまちとなるため、主体的に行動できる人材となることが必要です。
まずは、相模原市内の子供たちが新たな出会いと学びを得られる年間推進プログラムを通して、地域の課題について自ら考え行動する力を育て、参加者同士の話合いの中で、他者と協調し、相手を思いやる心や感動する心、豊かな心を育成します。そして、市や他団体、有識者の皆さまとデジタルの良い面を活かしながらネットワークでつながることで、専門的な意見を伺い、子供たちやメンバーと共に、相模原市が住みよいまちとなるため、主体的に行動できる人材を育成してまいります。さらに、有識者を交えた多角的な視点で見た地域の課題解決方法を、多くの市民と共有し、地域交流を深め、JCI相模原が新しい世代と地域社会をつなぐ架け橋となります。また、実施したプログラムの成果を発表する場を設け、活動内での学びや、多様な人との交流を通じて相模原に関心をもっていただくことで、シビックプライドの向上を目指します。そして、参加者一人ひとりに地域社会とのつながりや、自分が相模原の未来を創っているという当事者意識を感じていただくことで、参加者以外の市民の方々にも地域をより知ってもらう取り組みを行ってまいります。
子供たちが人とのつながりを通して、明るい未来を自らつくり出す、相手への思いやりのある、より力強く逞しい人材へと成長します。そして、人々が子供たちの成長と幸せを願う、地域に誇りと愛着をもった市民であふれる、選ばれるまちさがみはらを創造します。