相模原青年会議所とは

2024年度スローガン
、心が導く笑顔溢れる相模原
第59代理事長 九嶋 俊彦

はじめに

~笑顔溢れる相模原を創り上げるために~

誰しもが、「今よりも良くなってもらいたい。」と人から期待をかけてもらっていることに気づいて欲しい。そして、一歩踏み出し行動することで壁にぶつかる時、支えてくれる仲間と共に高く聳え立つ壁を乗り越えて欲しい。どんな困難も仲間と力を合わせて行動し、やり遂げることで自らの成長を実感し、自分自身に自信がつく。

こうして、支えてくれた人への感謝の気持ちが生まれ、心にゆとりができ、自分や自分の周りだけではなく、他者の成長や地域の未来に期待をすることができる存在となり、人のために行動する人財になっていくのです。そして、地域で活躍する人財が集い、共に行動し、共に未来を創り上げることで、誰もが笑顔に溢れる社会を実現する事ができるのです。

自分の人生を決定させる大きな決断をする瞬間は誰にでも訪れます。学校を卒業する時、子供が生まれた時、青年会議所に入会する時、理事に立候補する時。
私は、より良くなりたいと思い、相模原青年会議所に入会したにも拘らず、初めて理事に立候補する際に、今までの環境が変わる事に消極的になり、自分にはできないと決めつけて立候補を断念しようと思っていました。そんな私に対して、憧れ尊敬を抱いていた先輩が声をかけてくれ、「きみならできるよ。」と私の未来に期待をしてくれました。

私は、「期待に応えたい。」「期待をしてくれた人を笑顔に変えたい。」そして何より家族の未来、会社の未来をより良くしたいと思うことで意識が変わり、自分が成長するために環境を変えることで、一歩踏み出す決断をし、理事となり支えてくれる会員と共に一年間活動をやり遂げる事ができました。

あの言葉があったから今の私がある・・・。私は青年会議所に出会ったことで誰よりも人を大切に想い、人に感謝をし、人の成長に期待をして、何事にも諦めずに全力で行動できるようになりました。この様に、意識変革を果たした私が相模原青年会議所の先頭に立ち、一人でも多くの青年にこの意識を変える経験を体感してもらい、この地域に住まう人々がまちに対して誇りと愛着をもち、もっと良いまちにしたいと明るく前向きに行動する人財を輩出し続けることで、誰もが笑顔に溢れるまちの実現を果たさなくてはなりません。

心が導く、笑顔溢れる相模原を創り上げるために、
共に行動しましょう。
共に未来を創造しましょう。

第59代理事長 九嶋 俊彦

STORY1

愛着と誇りが生まれるまちづくり

相模原市は、シビックプライド調査において151自治体中78位という結果を出しており、市民の愛着、誇り、共感等の指標で算出されるシビックプライドランキングにおいて、中位に甘んじている状況があります。相模原市は軍都計画により、急速に発展したまちであり、その他の地域に比べると比較的歴史の浅い都市となっていることがシビックプライドの調査指標が伸び悩んでいる要因だと想定されます。しかし、歴史が浅いことは決して悪いことではありません。相模原市発展の経緯は陸軍からの一本の電話連絡からでした。1936年に用地買収交渉が始まり、第一期工事完成までわずか1年3カ月という突貫工事で、1937年9月に今のキャンプ座間に陸軍士官学校が移転したことを皮切りに、1942年の5年間で8つの陸軍施設が建設され、相模原は軍都と呼ばれるようになりました。

そして、10万人を超える都市に発展することが予想され、道路、交通、住宅、商業など整備を行い、1941年4月29日、2町6か村が合併し、「相模原町」が誕生しました。 この様に、他の地域に比べると陸軍による軍都計画により急速に発展を遂げたまちで、当初10万人を想定して計画されたまちづくりは、今では72万人もの市民を抱える政令指定都市として発展を遂げました。
これには、先人たちが自らのまちの発展を想い、弛まぬ努力とまちを良くしていこうと思う挑戦の精神により繫栄を掴んだことが伺えます。そして、その精神は私たちにも宿っているはずです。

地方創生を成し、選ばれるまちを実現するためには、私たちが率先して行動し、まちづくりを多くの市民と共に創り上げ、地域を想い、地域のために行動する市民を継続的に増やし続け、愛着と誇りを纏った市民で地域が活き活きとした状態になっていかなければなりません。

相模原市はスポーツが盛んなまちとしても魅力の一つです。ノジマ相模原ライズ、三菱重工相模原ダイナボアーズ、SC相模原、ノジマステラ神奈川相模原と4つのスポーツチームが相模原をホームタウンとして活躍しております。そして、選手たちが小中学校に訪問し交流を盛んに行い、スポーツ教室などを実施し青少年育成に努めているところが魅力になっております。スポーツは、人々を活き活きと前向きな状態にする最良の手法の一つともいえ、スポーツを通じて得られる達成感や高揚感は、勝敗という結果に向かって全力で取り組むことだけではなく、人とひとの繋がりを醸成することができます。私たちは、子ども達にスポーツを楽しむことや勝ち負けに固執することだけではなく、同じ目標に向かって仲間と共に力を合わせて真剣に取り組むことができる環境を用意し、活力に溢れ他者を思いやる気持ちをもち合わせる子ども達を輩出する事業を展開していくことで、次代の若き力を創出して参ります。

2023年4月に行われた統一地方選挙の結果では、相模原市の有権者の半数以下の45.50%しか投票に行くことはなかったという結果が出ました。また、10代から20代の若者においては、平成28年の法改正後、投票率が20%から30%台に推移し、若者世代は特に投票に行かない傾向が強く、投票に行っても社会が変わることがないとまちづくりから目を背け、他人事になってしまっているケースも少なくありません。市民一人ひとりが、住み暮らすまちに興味関心を持ち、まちをより良くするために、まちづくりがどの様に行われているのかを知る必要があります。
そして、私たち自身も相模原だけではなく、いま世界で何が起きているのか、社会情勢を把握し、地球規模で物事を考え、足元から行動をしていかなくてはならないことを身に着け見識を深めた状態で、未来を牽引する人財を迎え入れなくてはなりません。

本年もジュニアハイスクール議会を実施し、まちの課題や社会問題、環境問題を仲間と共に学び、導き出した答えを市政に投げかける体験を行い、自分たちが声を上げることで社会を変えることができる体験を得て、自分自身に対して自信を芽生えさせることと共にまちに対して当事者意識をもち、目を背けず地域に対して向き合う次代のリーダーを育成して参ります。
新型コロナウイルス感染状況により、現地での開催が行うことができなかった市民まつりが、昨年より通常通り開催をすることができる様になりました。

市内外から多くの来場者が集まる相模原を代表するまつりにて、市政施行70周年を迎える相模原市を市内外に力強く発信し、相模原という名前を轟かせ、多くの人たちに私たちのまちの魅力を知ってもらう絶好の機会を創り出すことを行って参ります。
そして、この取り組みを会員同士がグループの垣根を越えて、共に行動し、共に未来を描くことで相模原青年会議所のメンバーひとり一人が力を合わせ、事業をやり遂げLOMの一体感を高めるとともに運動の効果を最大化する事業を実施します。

また、地方創生を成さんとする気運が市内に溢れ、愛着と誇りを兼ね備えた市民を増やすためには象徴となる魅力を発掘しなくてはなりません。
まだ見ぬ、先進的な取り組みにフォーカスを充てることも必要ですが、今まで連綿と受け継がれ、志半ばで途切れてしまった伝統を活かすことも忘れてはなりません。生まれ育ったこのまちに誇りを感じ、今を生きる市民の心に届く魅力を私たちの手で発掘をし、シビックプライドを醸成していくことで、自分たちのまちは、自分たちの力でより良くしていかなくてはならないと思う市民がまちに溢れ、愛されるまち相模原に昇華していく未来を創り上げます。

※シビックプライドは読売広告社の商標登録です。

STORY2

想像を越える未来を実現する地域活性化

人々が笑顔に溢れる社会を実現するためには、他者を思いやり人のために行動する人財が社会に溢れ、共に行動し、共に未来を描くことが必要です。現在、相模原市の総人口数は726,031名で、そのうち42,376名の方には、何らかの障がいがあります。また、外国籍の方は13,334名が相模原市に居住しており、高齢者も含めて相模原市は、多種多様な市民で構成されている地域となっております。様々な人財が住むまちにおいて、自らの価値観を押し当てるだけではなく、個性を尊重する社会形成を構築させ、市民の幸福度を上げることで選ばれるまち相模原を実現していかなければなりません。

昨今、日本国においても国を挙げてD&Iに対する条例などが施行され、障がい者や高齢者をはじめ、社会的マイノリティの人たちへの雇用対策が大企業を中心に推進されております。一方で、包括的に誰に対しても多様性が問われる社会になろうとしている中、共生社会と口で言うのは簡単ですが、中小企業が独自にD&Iに取り組むことは難しく、困難を極めます。そこで、私たちが主体となり、産官学民金報との連携をより強固にし、共に行動するパワーパートナーとなる関係作りを行って参ります。そして、性別、国籍、障がい等、無意識の偏見で苦しむ人がいない社会を構築するために、すべての人が笑顔になり誰ひとり取り残さない未来を創り出す運動を実施して参ります。

また、地域の活性化を考える時には、地域に住まう人々が笑顔に溢れていることはもちろんのこと、企業や団体も活気に満ち溢れた状態となっており、地元地域から愛される存在になっていなくてはなりません。それには、他の地域では見られない差別化された経済構造を進めることが必要です。相模原市はSDGs先進度調査において、815市区中第5位と素晴らしい結果を出しており、市内を中心に取り組む企業や団体が900社を超え、増加の一途を辿っております。しかし、全ての企業が社会を変えるためという意識をもっている訳ではなく、多くの企業や団体において企業価値をあげるためのブランディングが主な目的となり推進が図られていることが現状です。日本自体は恵まれた国でSDGsが達成されなくても、会社が潰れる、国が亡びる等、大きな問題は生じないと考えられ、会社の利益に直結しないことに対して、他人事に考え、社会や環境のために行動をしない選択をする人も多いでしょう。

しかし、持続可能な開発目標が達成されない社会となった時には、間違いなく今よりも住みづらくなる世の中になってしまいます。例えば、地球温暖化が進み、さらに気候の変動に悩まされる可能性があり、自然災害も増加の一途を辿るかもしれません。また、貧困の深刻化、特定の地域の人口増加、差別やハラスメント問題、少子高齢化、世界的な経済危機、そして紛争や戦争の長期化など問題は多岐に渡って降り注いで参ります。そうしたことから、私たちは持続可能な社会を実現するために、地域に密着し課題解決に取り組む企業を増やし、必要とされる存在となることで、企業が社会的に価値を上げる取り組みを行って参ります。この取り組みを行った先には、市内で就職を希望する若者が溢れる未来が実現され、モノ、コトだけではなくヒトの循環にも貢献することができます。

これから先も当事者だけが取り組む運動にならない様に、私たちが各ステークホルダーを繋げる懸け橋となり、共に行動し相模原市の5年後、10年後の未来を想像することができる社会を実現して参ります。
2025年、相模原青年会議所は60周年を迎えます。創立以来、「明るい豊かな社会」の実現のために地域に根差した運動を展開して参りました。その歴史があるからこそ、私たちは地域や行政から厚い信頼を得て、運動を行うことができております。先輩諸兄姉が築き上げた歴史に感謝と尊敬を抱き、私たちは活動を行っていかなければなりません。

まずは、新章を迎える日に行政をはじめ関係団体、賛助会員そして先輩諸兄姉に日ごろの感謝を伝える事と共に60周年を迎える時に共に行動し、共に未来を創り上げるために繋がりをより強固にし、盤石な関係構築を図って参ります。そして、自分たちのまちは自分たちの手で創り上げるという覚悟をもち、情熱をもって59年間、紡がれてきた伝統を私たちが絶やすことなく、運動を展開することで60周年に向けて、相模原青年会議所をさらに高みに導く、準備を行って参ります。2025年、未来の相模原青年会議所の運動を発信する絶好の機会になる輝かしい年を今から、入念に準備を重ね、行政、関係団体、先輩諸兄姉との連携を図り、最高の形で60周年を迎えられるように行動して参りましょう。

STORY3

思いやりと感謝の心を育む人財育成

新型コロナウイルスが蔓延し、生活が一変したことは記憶に新しいことですが、感染症法上の位置づけが第5類となり、人とひとが直接コミュニケーションを図ることができなかった状態から以前のように自然に対話をする事ができる様になりました。しかし、一度変わってしまった価値観を以前の何もなかった頃に戻すことは難しく、新たな生活様式を基に、より良い環境を創出していかなくてはなりません。

青年会議所は会員に対して、20歳から40歳までの単年度制の中で様々な機会を与え、自己研鑽を重ねることで、より良い変化を生み出す組織となっております。私たちは、青年会議所運動に可能性を感じ、勇気を出して一歩踏み出した新たな会員がより良い変化ができるように寄り添い、「今より良くなってもらいたい」と会員同士が成長を想い、未来に期待をし、地域を牽引するリーダーを育成することで人のために行動する人財を輩出していく必要があります。

会員の中には、何か機会を得ようとする時、自分にはできないと思い、行動や決断を躊躇する人もいると思います。そんな時、人を大切にし、成長を想う精神の宿った仲間が、人の未来に期待をし、一歩踏み出す勇気を与えることで一人では描くことができなかった未来への扉を開くことができます。そして、支えてくれる存在の重要性に気付き、感謝の気持ちを育むと共に他者に対しての思いやりを育むことができるのです。

まずは、青年会議所の基本理念を理解し、組織で活躍する会員を増やすための研修プログラムを実施し、人財育成を行うことでJAYCEEとなる学びを得てもらいます。そして、研修を行った先には、リーダーとしての必要な知識、見識を学ぶとともに利他の精神を育むことに繋げます。但し、座学に絞るだけでは確かな経験を積むことは出来ません。
人とひとが繋がり、確かな絆を創出する機会を実現し、様々な事業の効果を最大化するために他グループに協力することで、運動を共に創り上げる経験をして参ります。

その結果、グループの垣根を超越し、連携から人の大切さを学び、多くの経験を積むことで自らの成長を実感し、青年会議所の活動にやりがいを持つことができるのです。
また、青年会議所には入口があれば出口もあります。40歳で卒業という鉄の掟があり、今まで組織を牽引してくれた会員たちに対して敬意を称し、感謝の気持ちを伝える場を創出するとともに、卒業を迎える会員たちは幕引きがあるからこそ残された会員たちに何を残すことができるのか本気で考える機会を提供いたします。会員たちは、卒業生から今まで培ってきた経験や知識、情熱を受け継ぎ想いを次代に継承することで、より高みに導く人財開発を実施します。

新たな会員を入会に導く拡大活動は、まだ見ぬリーダーたちに対して、成長を想い、未来に期待をして「今より良くなってもらいたい」と思うからこそ、必ず行わなくてはならない運動なのです。現在は変化の激しい社会で、将来の予測が困難な状況となっておりますが、まだ見ぬ青年を発掘し、勇気を出して一歩踏み出す人たちを、熱意をもって入会に導きましょう。そして、200名定員制を維持することはもちろんのこと、拡大中期VISIONのその先の未来を描いていく必要があります。会員同士が人との繋がりを再認識し、全員が青年会議所活動にやりがいをもち、運動を展開することで例会出席率を70%台に維持することはもちろんのこと、稼働率を上げることも必ずできます。

運動を行う時、200名が満遍なく活躍する組織を実現する未来を共に描いて参りましょう。
拡大は拡大委員会だけがやれば良いと思ってはいけません。共に活動する仲間を会員全員の力で募りましょう。

STORY4

笑顔を拡げる組織活性化

力強く運動を展開する組織に所属する会員は前向きに明るく行動をする人たちで構成されていなければなりません。相模原青年会議所は、会員数が150名を超えて、関東でも有数のLOMとなっており、200名を定員とした入会を望んでも定員が満たされていれば入会をすることができない組織に昇華して参ります。そして、地域に笑顔を波及する組織となるために、会員同士がお互いをよく知り、繋がりを築き、青年会議所活動にやりがいを感じて200名が満遍なく活躍する組織となることで、地域に大きなインパクトを与える組織力を築き上げて参ります。

また、在籍する会員同士はお互いをよく知り、同じ志を持ち、力を合わせて青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げるために会員たちにより良い変化を与え、一人ひとりが人のために行動する人財となることで組織力を向上させる取り組みを行って参ります。

相模原青年会議所は、例会や事業においての出席率以外にも実働を伴う稼働者数の問題や毎年、様々な理由で退会を決断してしまう人が多くなっていることは、組織が発展していくためにも必ず改善していかなくてはいけない喫緊の課題だと考えております。青年会議所運動を展開する上で、能動的に活動する会員を増やすために、会員同士が交流する機会を増やし、人とひとが繋がり、心を通わせることで、共に行動し共に未来を創り上げるための絆を芽生えさせます。一方で、青年会議所活動は自分たちだけで行えるものではなく、活動の裏で私たちを支えてくれる存在が必ずいることを忘れてはいけません。家族や自分の大切な人、会社で働く仲間に対して、私たちが行う活動の意義や目的をしっかりと伝え、感謝の気持ちをもって、青年会議所活動を行うJAYCEEを輩出して参ります。

そして、私たちが市民の意識を変えようと力強く行動しても市内外に広く伝わり、共感を得る広報を行わなくては良い運動を展開することはできません。各事業、企画段階からマスメディアとの連携を強固にし、運動の効果を最大化できる広報活動を行います。そして、2013年よりサポーターズクラブとして、私たちと地域を繋げる懸け橋となり活用されてきたツールも時代と共に変化をし、私たちと共に未来の相模原を創り上げるパートナーズクラブとして進化を遂げ、共感を育み新たな能動者が生まれることが期待されています。これからも、ホームページと同様に各種ツールを活用して市内外に私たちの活動を伝える広報を実現させ、認知度向上や組織のブランディングを高めることとともに信頼するパートナーを増やす取り組みを行って参ります。

また、渉外事業を通じて会員たちが知識や見識を得るために、諸会議や諸大会に多くの会員たちと参加をし、圧倒的なスケール感を肌で感じ、仲間と寝食を共に行うことで絆を醸成し、組織の結束力を一層引き上げる機会を創出して参ります。本年、相模原青年会議所から、16年ぶりに(公社)日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会(以下神奈川ブロック協議会に略称)の会長を輩出することとなりました。神奈川ブロック協議会は、日本や関東と神奈川県内を繋げる連絡調整機関として私たちをはじめ、神奈川県内21青年会議所がより良い運動を行うために日本全国の情報を私たちに提供をしてくれる組織です。

今回、与えてもらった機会により、私たちは普段見ることができない景色を見ることができ、今後さらに相模原青年会議所の運動が高みに向かう絶好の機会になることを確信しております。そして、私たちを代表し神奈川ブロック協議会を牽引する会員を支える観点でもしっかりとした連携を図り、すべての運動が力強く行えるようにいち早く情報を掴むことで、相模原青年会議所と神奈川ブロック協議会の意思疎通が図れるように行動して参ります。

STORY5

何事も諦めずに行動する盤石な組織運営

総務は凡事徹底と言われ、当たり前のことを当たり前のように行う事が求められますが、実はそれがすごく難しい、誰にでも手を抜きたくなる瞬間はあります。
しかし、組織の心臓ともいえる運営が手を抜けば一瞬で組織は崩壊します。「当たり前のことを徹底的に行う」ことに美学をもち、運動の効果を最大化するために他グループとの連携を図るとともに人のために行動する人財になるように他者を想い行動する運営を実施します。そして、運動と運営の両輪が心を通わせていかなくてはより良い運動、より良い運営を創り上げることはできません。他グループと意思疎通を図り、意識的に知識、見識を過不足なく共有することで運動の効果を最大化し地域にインパクトを与えることができる盤石な組織運営を展開して参ります。

組織が自信をもって地域をより良くする運動を展開するためにコンプライアンスの徹底を行い、地域からの信頼を確立することはもちろんのこと、予算構築が適切で目的に即した事業展開が組み立てられているのかを厳正に審査をし、事業を成功に導く基盤形成を行って参ります。

また、青年会議所は、会員がやりたいことをやる団体ではなく、地域が必要としていることや地域課題、社会問題を解決するために運動を行う組織となります。委員会で創り上げる議案を過不足のない状態で上程できるように基本を徹底した最高の空間を提供し、上程者が、各種会議において運動の効果を最大化する事業計画を上程できる環境を用意いたします。そして、総会は相模原青年会議所の最高意思決定機関であり、私たちの運動の総括と起点となる場所で事業報告と事業計画を会員に向けて質の高い上程で伝え、議決権を行使し次代に運動を繋げていく最高の場を創り上げて参ります。

一方で、組織が動きを止めることなく円滑に機能をし続けるために情報処理を事前に行い、滞りなく運動が展開できる管理体制を築き上げなければなりません。これから先、何が求められているのか事前に察知し、気が行き届く運営を実施して参ります。そして、出向は神奈川ブロックだけではなく、世界、日本、関東と各ステージが用意され、出向の機会は会員に対して、平等に与えられます。普段とは違うステージで運動を行うことで、今まで想像することができなかった経験を掴むことができ、自らのスキルを普段の何倍もの速さで得ることができる出向の機会を多くのメンバーに掴み取ってもらい、相模原で行う運動をより高いステージに引き上げて参ります。本年度も出向者をしっかりと支援をし、出向から帰ってきた時に人のため、相模原のために存分に力を発揮することができる人財が溢れる組織を目指して支援を実施して参ります。

相模原青年会議所を牽引するリーダーは人の成長を想い、人の未来に期待をする人財になっていかなければなりません。新時代を創り上げるリーダーの誕生を迎える選挙では、会員たちが未来に希望を抱き、組織が一丸となって60周年を駆け抜ける機運が高まる設えを行い、その背中を見たことで意識が変わり、勇気を出し一歩踏み出す能動者を輩出する場を創出します。

STORY6

共に未来を描く

相模原青年会議所は、明るい豊かな社会の実現に向けて、熱き情熱と高い志で運動を展開しており、多くのリーダーを輩出するとともに地域に根差した運動を重ねて参りました。私たちは、58年間受け継がれてきた明るい豊かな社会の実現に向けた想いを次代に継承していかなければなりません。2015年に開催された第43回神奈川ブロック大会相模原大会や2020年にコロナ禍で開催された第68回関東地区大会相模原大会の開催から歳月が経ち、大会を誘致し主管として、各地青年会議所を迎え入れ、大会を創り上げた経験をもつ会員は数少なくなって参りました。

2024年に圏央道が全線開通し、2027年にはリニア中央新幹線が開通することで広域交流拠点都市として新章を迎える相模原市は私たちに希望を与えます。これを契機と捉え、神奈川県内青年会議所メンバーに私たちのまちを周知して、人々が活き活きとした表情で生活をし、市外からも人が訪れることで人流が生まれ、活気に満ち溢れた光輝くまち、相模原を発信するためにも諸大会の誘致を検討して参り、地域にインパクトを与えることと共に大会誘致に向かっていく会員の一体感を醸成して参ります。また、2023年に拡大中期VISIONの計画が一つの区切りを迎え、新たなステージに上がる相模原青年会議所の組織力向上を図るための指針を決定する計画を立案し、5年後、10年後も200名が満遍なく活躍する組織運営が行えるためのVISIONの策定を行って参ります。

STORY7

むすびに

日本国においても、多種多様な人財が活躍する社会に変わってきており、従前の価値観だけでは変化の激しい現代を生き抜いて行くことはできません。
今まで通り、生活していても未来は変わりません。

柔軟に変化に対応することで、社会から求められる人財となり、個の力を集結し、結束力をもった組織に昇華していくことが、私たちの未来を創り上げることになるでしょう。
そして、私たちが命を懸けて行なっている青年会議所運動は自らの人生をより良くする最善の手段であり、日本国再建への起点となる運動です。想像を越える未来を描くとき、1人で描く未来では想像を超えることは出来ない、どんな困難にぶつかっても仲間と支え合い、共に行動し共に未来を描くことで想像を越える未来を実現することができます。
身近な人や地域の人たちを幸せにするために、誰もが他者を思いやり、人のために行動することができる人財になることで、より良い地域社会を私たちの手で創り上げ、相模原を笑顔溢れるまちにしていこう。

きみならできる。
私たちなら必ずできる。
共に行動し、私たちで未来を創り出そう。

地域の特性を活かした
「まちづくり運動」を展開しています

相模原市の発展と共に

私たちの運動のスタートは、半世紀前に遡ります。
1965年に相模原市内の青年有志によって相模原青年会議所は発足しました。
翌年、公益社団法人日本青年会議所より、日本で316番目の青年会議所として認められ、相模原のまちづくり団体として半世紀を歩んでいます。

また2011年には公益社団法
そして2025年には、創立から60年という節目の年を迎えます。

主な活動内容

私たちの活動は、月に1~2回程度開催される「例会」と「委員会」を中心にして行われます。主に市民向けの公益事業であるまちづくり運動と、それを担うひとづくり運動である研修事業等があります。また選挙のときには公開討論会等の投票率向上や市民の政治への関心を高める運動を実施し、行政改革等の社会的問題にも精力的に取り組んでいます。近年では市民が「郷土愛(シビックプライド)」を育み、前向きな意識へと変革するため、学生や次世代を担う若者を多く巻き込み、市民や諸団体、行政と協働しながら運動を展開しています。

青年会議所には、「品格ある青年」であれば、個人の意志によって入会できます。ただし20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所が、青年の真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された青年のための団体だからです。そのため会員は40歳を超えると現役を退かなくてはなりません。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源となっています。

各青年会議所の理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。青年会議所における様々な実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。たとえば地域経済人はもちろん、国会議員や地方議員等の政治家や、企業経営者、あるいはNPO等の非営利組織等、多くの人材を輩出し、現在も日本の各界リーダーとして活躍中です。

※シビックプライドは読売広告社の商標登録です。

私たちの取り組み

「相模原市民桜まつり」は相模原青年会議所が立ち上げました

昭和49年(1974年)年に当時の相模原青年会議所のメンバーが相模原の活性化を願い、市民桜まつりを立ち上げました。現在も相模原青年会議所の理事長が実行委員長を務め、市民や市民団体と共に市民まつりの運営に携わっています。

市長・市議選挙における公開討論会

昭市長選挙や市議選挙に際して、立候補予定者の公開討論会を開催し、投票率の向上や選挙を通じた行政への市民参画の意識向上に努めています。

地域の先生

多種多様な職業のメンバーが所属していることを活かし、市内の小学校や中学校にてメンバーが自分の職業を具体的に説明する事業を行っていました。現在は青年会議所のOBやOGを中心に出前事業を行っております。

トレイルランニング

相模原の自然を楽しみながら、親子・家族・仲間の絆を深めることができるトレイルランニングです。公益社団法人相模原青年会議所の例会としてスタートしたこのイベントは、相模原の豊かな自然を楽しめる関東近郊のトレランとして、毎年多くの皆様の参加をいただいております。現在は独立して実行委員会による開催となり、相模原のイベントとして大きく成長しました。

さがみはらジュニアハイスクール議会

さがみはらジュニアハイスクール議会2023は、3日間にわたるプログラムで行われました。初日は議長や副議長の選出を行う投票が行われ、次にお弁当選挙が実施されました。2日目は政策提言書の作成と意見交換が行われ、現役議員の参加もありました。最終日は緊張感が漂う中、子どもたちが立派な意見を述べ、相模原市長に政策提言書を手渡す等、非常に充実した内容でした。子どもたちからは、議会の参加を通じて成長できたとの声や、相模原の良さを発見したという意見が寄せられました。今後の政治参画に期待するという相模原市長からの貴重なご意見もいただき、子どもたちの積極的な参加が期待されるイベントでした。

クワイエットアワー

商業施設という市民が多く集まる場所において、障がいのある方が生活の中で体験した困ったことを私たちが体験することで、問題に対する改善について考えるきっかけを作ります。館内放送やBGM(緊急放送や、エスカレーター付近の注意放送は除く)を1時間程度カットまたは小さくしていただきます。そこで「無音」を体験することによって『音が障害になる』方々がいることを知り、障害のある方に対して、どう対応していくか考えていただきます。店舗の出入口では「共生社会について自分は何ができるか」をホワイトボードに書いていただき、それを撮影したものを集めて、モザイクアートにして共生社会の周知をします。

青年会議所出身の著名人

政治家

中曽根康弘、小渕恵三、森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人 …等

経済人

石川六郎(鹿島建設元名誉会長)、 牛尾治朗(ウシオ電機会長)、 佐治敬三(サントリー元会長)、服部禮次郎(セイコー名誉会長)、 梁瀬次郎(ヤナセ元会長) 、森稔(森ビル元社長)、山本恵造(山本海苔店元会長)、 堤清二(セゾングループ元オーナー)、 鳥井信一郎(サントリー元会長) …等

他国の青年会議所出身者

  • アル・ゴア(アメリカ合衆国 元副大統領)、 アルベール2世(モナコ公国 モナコ大公)
  • ヴァルター・シェール(ドイツ 元大統領)、 ウォルター・モンデール(アメリカ合衆国 元副大統領)
  • ウゴ・バンセル・スアレス(ボリビア元大統領)、 コフィー・アナン(ガーナ共和国 元国際連合事務総長)
  • ジェラルド・R・フォード(アメリカ合衆国 元大統領)、 ジャック・ルネ・シラク(フランス 元大統領)
  • ジョセフ・エストラーダ(フィリピン 元大統領)、 ジョン・F・ケネディ(アメリカ合衆国 元大統領)
  • チャールズ・リンドバーグ(アメリカ合衆国 飛行家)、 トーマス・S・モナハン(アメリカ合衆国 ドミノピザ創業者)
  • ハビエル・ペレス・デ・クエヤル (ペルー 元国際連合事務総長)、ハワード・ヒューズ(アメリカ合衆国 大富豪、実業家、映画製作者、飛行家)
  • ヒューバート・H・ハンフリー(アメリカ合衆国 元副大統領)、 ビル・クリントン(アメリカ合衆国 元大統領)
  • ビル・ゲイツ(アメリカ合衆国 マイクロソフト創業者)
  • リチャード・ニクソン(アメリカ合衆国 元大統領)、 ロナルド・レーガン(アメリカ合衆国 元大統領) …等

日本青年会議所とは

1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)設立から、日本の青年会議所(JC)運動は始まりました。 共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとに各地に次々と青年会議所が誕生。 1951年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられました。 現在、日本全国に青年会議所があり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良い社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。 さらには、国際青年会議所(JCI)のメンバーとして各国の青年会議所と連携し、世界を舞台として、さまざまな活動を展開しています。

青年会議所の特性

青年会議所には、品格ある青年であれば、個人の意志によって入会できますが、20歳から40歳までという年齢制限を設けています。これは青年会議所が、青年の真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された青年のための団体だからです。 会員は40歳を超えると現役を退かなくてはなりません。この年齢制限は青年会議所最大の特性であり、常に組織を若々しく保ち、果敢な行動力の源泉となっています。 各青年会議所の理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。 青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。たとえば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員等の人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。

法人概要

相模原の発展と共に50余年、1965年に相模原市内の青年有志によって発足した相模原青年会議所は、相模原のめざましい発展と共に歩んで参りました。
名称 公益社団法人相模原青年会議所
発足 1965年(昭和40年)9月18日
創立 1966年(昭和41年)4月2日
社団法人格取得 1976年(昭和51年)9月21日
公益社団法人格取得 2011年(平成23年)12月15日
事務局所在地

〒252-0239

神奈川県相模原市中央区中央3-12-3 商工会館内

TEL 042-753-1315
FAX 042-753-7637
会員数 156名(2024年1月1日現在)
正副役員
  • 理事長九嶋 俊彦
  • 直前理事長野村 勇次
  • 副理事長山田 泰輝
  • 副理事長小橋 隆司
  • 副理事長八木 貴弘
  • 副理事長廣田 静香
  • 専務理事村上 翔一